甘くてスパイシーな香り
白くて小さい水仙の花
近づきすぎにご用心
家に咲く水仙は白くてとても小さい。
花の中心までも白い。
よく見かける水仙は花の中心は黄色いものが多い。
だから、家のは水仙っぽくない。
でも、愛らしい。
ダッフォディル(Daffodil)とか、ナルキッソス(Narcissus)という。
ダッフォディルはラッパ水仙。
ナルキッソス。ナルシストとかナルシシズムの語源の由来。
ギリシャ神話だ。
ナルキッソスという美少年が水辺に写った自らの姿に恋焦がれてついに飛び込み、
水仙の花と化した…そんなお話。
もう一つの由来がある。
博物誌では、麻痺の意を持つなるナルコ(Narco)だとも言われている。
医者的に水仙は、吐き気や下痢、頭を重苦しくしたりすると言われていたのだ。
現に水仙の球根には催眠性の成分が含まれているらしい。
どちらが本当かは知らないけれど、
ナルキッソスも水仙の花のその性質に酔ってしまったのでは…?
水仙は香りが強い。
各地の水仙の咲く丘へ行けば、甘い香りが漂っている。
家の小さな水仙だって負けてはいない。
甘くてスパイシーな香りがする。
この香りはナルキッソスを酔わせたかおりかもしれない。
切り花して飾れば部屋中がその香りで溢れるほど。
巷で売ってる芳香剤よりも効果は抜群。
リビングに飾っていたら、香りで酔いそうになるほど…^^;。
玄関に飾ったら、出かけて帰るといい香りが迎えてくれる。
その香りには鎮静効果やストレスの軽減など、
心を穏やかにしてくれる効果があるらしい。
近づきすぎると深みにハマりそうだけど、
とても魅力的な可愛い水仙の花。
家のは特別、かわいい。