草花エッセイ - オリーブ - by ChatonJardin
近頃の楽しみは…
さあ、召し上がれ
いつの間にか秋が過ぎ去って、もう冬。
急に冷え込んで、滅多と引かないはずなのに風邪を引いてしまいました。
この時期ベランダの植木のいくつかは、寒さに弱いので家の中に入れます。
目隠しに置いているパキラやベンジャミンは中へ…。
小さな苗で安く購入したオリーブは、順調に茂り、年中外で頑張っています。
購入した時は小さかった為か花など咲かずにいたのに、
ある日、ふと気づけば花が咲き始めました。少し黄味がかった小さな花。
不精の私がその為に何かしたわけでもあるまいに…。
花が咲き終わると実がなります。緑色のオリーブの実。
そのうち、今頃になると濃い紫色のオリーブに変わります。
熟してきた頃、この時期に楽しみなことがあります。
その実を食べに小鳥達がやってくるのです。
小さい子やら、中くらいの子。
なんだか共存している感…が芽生えます。
「どうぞ、召し上がれ!」と言わんばかりに、
オリーブを少し、ベランダの外側へ迫り出すように配置して待っています。
今年もたくさん実がなっています。
そうは言っても、小鳥たちは警戒心が強いので、その姿はなかなか見れません。
だから見れた時はハッピー。