母の父親への溢れる愛 - by ChatonJardin
母から聞かされた数少ない祖父の思い出
幼くして失った父の面影
母から聞いた祖父の思い出は少ないけれど聞かされた私にはややインパクトが強かった。
兄4人姉1人母は末っ子。
母が言うには兄達は母親に似て美男姉も母親似できれいだったと。
祖母は晩年の写真を見てもきりっとした美人だった。
祖父は母が8、9才位の時亡くなったと聞いた。
ハイカラな祖父
豪放磊落な人で少しミーハーな部分もあったらしい。
オートバイに乗ってたとか母が自慢そうに話してたのを思い出す。
田舎でその時代にオートバイ何てと思っていたけど。
門にはサルスベリの木が生い茂っていて、ピンクの花が咲いていてと。
そしてもう一つ祖父がアユつり名人だったこと。
母は魚もお肉も好きではなかったけれどアユの季節が来ると自分で買いに行ってたっけ。
あれは思い出を食べていたのだろうか。
母の気質は祖父譲り
叔父達4人はなにか問題が起きると母のところにやって来た。
私から視ても母は正義感の強い人で正しいか正しくないかをハッキリ持っていた人なので、最後に一石を投じて終わるのが常だった。
叔父達は母のことをあいつは偉い本気とも冗談ともつかぬことを言って。
因みに母は父親にそっくりだった。
母の思い出に滲む祖父への愛
母が祖父の事を語るときの顔が浮かんでくる。
たっぷりの思い出と父親への溢れる愛情。
経った8、9年しか過ごせなかった父親への。
オートバイとサルスベリの木とアユは母の思い出に欠かせない。
Today’s writer:yayoi
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