リバティプリント ~ 集めたくなる布

花柄模様のプリンセス

リバティプリント 夢が広がるデザイン

リバティプリント を知っていますか?

モノづくりをされる方はきっとご存知でしょう。

花柄模様 、 ペイズリー柄 …様々な デザイン と 色づかい 、そして、 手触り が 素晴らしい布 です。

「リバティ」とは元々、 イギリスにある百貨店 の名前です。

19世紀末に工芸の革新運動とする アーツ・アンド・クラフツ運動 がイギリスで始まりました。

当時、大量生産によって、 安価 で デザイン性が軽んじられるもの が街にあふれていました。

それとは真逆の 手仕事による生活 と 芸術の統一 を掲げた運動でした。

その中心となったのが ウィリアムモリス です。

モリスのこの運動には、日本の 柳宗悦 も共感し、のちに日用品の中に美を見出そうとする「 民芸運動 」へと発展します。

そんなモリスがイギリスで最高におしゃれ!と言われた百貨店 リバティのデザインを手掛けていたのです。

リバティプリントの魅力の一つは、 アールヌーボー的 な 有機的な植物の絵柄 でしょう。

これは、モリスの得意とするところでもありますが、 日本の織物 がインスピレーションの源となっているものもあります。

遠い国で芽生えたデザインが日本人の私達に妙にしっくりくるのには、そういう背景があるからかもしれません。

また、 シャトンジャルダン でリバティプリントを好んで使用する理由に手触りがあります。

リバティプリントは主に タナローン を使用しています。

タナローンは、貴重であった シルクに変わる布 で、 極細いコットンの糸 で作られており、非常に薄く、

シルクと見まがうような 艶としなやかさ 、 柔らかさ があります。

普通のコットンの布とはまるで違うのです。

たかが布…ではありますが、長い歴史のある布には人を惹きつける魅力が詰まっています。

今でも、最新のデザインが発売されています。

時代と共に変化していくデザインですが、 シャトンジャルダン としては…一昔前のデザインの方が好きなんですよね…。

小さい頃、花びらの形をした襟の付いたブラウスをリバティプリントで縫ってもらった覚えがあります。

あの頃の布はとても好きでした。

つい、その時代を思い出させてくれるようなデザインを探してしまいますが、なかなかないので寂しいです。

 
 
 
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